2016年08月27日

先入観はダメだね。

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全く期待していなかった「インサイドヘッド」。何よりもCGアニメが好きじゃない。

だけど、最初から最後まで決して気を抜かずに製作された作品なんだね。飲むのも食べるのも忘れて夢中で見てしまった。

11歳の女の子ライリーの頭の中にいる5つの感情達、ヨロコビ・カナシミ・イカリ・ムカムカ・ビビリは、ライリーの素直な成長を願いながら感情を操作している。

ヨロコビが中心になっていたが、意図していた訳ではないながらもカナシミが大事な思い出に触れて悲しい思い出にしてしまったり、何かとチームワークを乱す行動を取る。

ライリーを朗らかで素直に育てたいヨロコビとしては、カナシミの存在は疎ましいものなんだよね。それはきっと、自分の感情の中でもそうなんだと思う。出来る事ならば、毎日笑って明るく楽しく過ごしていたいけど、妬みや怒りや迷いを持っていて、そんな自分に苛立ったりもする。

私は普通に見えるけど、普通じゃない位に危険な性格も持っている。その事を知った時は投薬もしたけど、とにかく自分と向き合おうと思い、そうしたらこの映画のような設定に気が付いた。この映画が出来るより何年も前の話ですよw

良い感情だけを愛で、悪い感情を排除しようとしてはいけないの。悪い感情はみんなで抱きしめて大事にしてあげなければいけないの。それに、悪い感情を持っていなければ、自分自身の悪い感情に悩んだり苦しんだりする人の気持ちが理解出来ない。なんで出来ないの?どうして分からないの?では駄目。

映画の中でヨロコビも、カナシミの存在感にハッとさせられる。カナシミを知る事で素直になれる。もっと周りと仲良くなれる。わざと明るく振る舞れたら周りも明るく出来るけど、心はどうなの?押し殺した感情は何処へ行くの?

棄てて良い感情なんて一つもない。棄てて良い記憶なんて一つもない。日々、忘れて行くものだとは思うけど、古くなり思い出す事もない記憶達が棄てられていくシーンは悲しかった。

脳の機能なんて、まだまだ人間には理解しきれてないんだから、忘れたと思っている記憶がホントに忘れられたのかなんて分からないよ。

嫌な事は忘れたい。だけど、それらも今の私を作り出しているんだよね。


posted by ミニ at 22:54| 東京 ☀| Comment(0) | 映画 | 更新情報をチェックする