2016年03月30日

黒目がちなつぶらな瞳は無垢なのではなく生きる為に備わっている個性だ

またまた続きです。
郁也を背負って闇の山を下りようとした理帆子は、懐中電灯を持って突如現れた別所によって誘導される。何も見えない闇の中で、理帆子と別所の会話は一筋の光に向かっていく。「私は、どこにいても、そこに執着できない。誰のことも、好きじゃない。誰とも繋がれない。なのに、中途半端に人に触れたがって、だからいつも、見苦しいし、息苦しい。どこの場所でも、生きていけない」


麓が見えて来た時、別所は懐中電灯の光を理帆子の顔に当てる。「テキオー灯」「海底でも、宇宙でも、どんな場所であっても、この光を浴びたら、そこで生きていける。息苦しさを感じることなく、そこを自分の場所として捉え、呼吸ができるよ。氷の下でも、生きていける。君はもう、少し・不在なんかじゃなくなる」

意識が薄く回復した郁也が、理帆子に弱々しく呼び掛ける。「りほちゃ…、ドラえ…もん…」理帆子が母を失った時に好きな曲を弾いて欲しいと言った言葉に、郁也が選んだのはドラえもんだった。

ドラえもんは、理帆子と郁也の心を繋げた。「欲しいものがある時は、それを言っていいんだよ。痛かったら泣いて、苦しかったら、助けてって言っちゃえばいいんだよ。きっも誰かがどうにか、力を貸してくれる。もう嫌だって、逃げちゃえば、いいんだよ。そうすることだって、できるんだよ。誰かと繋がりたいときは、縋り付いたっていいんだよ。相手の事情なんか無視して、一緒にいたいって、それを口にしても…」


それは誰に対しての言葉だった…?


エピローグ、成長した郁也と理帆子。あのSF遊びを思い出す。郁也が言う。「スコシの代わりにスゴクを使うんだ」

「理帆ちゃんはsugoku•f(すごく・フォルテ)だよ」




この物語の事を、もっともっと詳しく知って欲しいけど、これが私の限界です。理帆子のお母さんの事には全然触れていないです。ごめんなさい。郁也の心が真っ直ぐな所や理帆子が美人な事、別所君の正体、多恵さんの素敵キャラ、若尾が美形だって事、おばかぁーな美也ちゃんは本当は友達想いの良い子だって事、もっともっと知って欲しい。もし良かったら、ここで出会ったのも何かの縁だと、実際に本を読んでみてください。絶対に損はさせません。

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人間以外の動物が親子愛や仲間愛を見せる事を、人間は心から喜んでいるの?

また続きです。
さて、別所と理帆子の会話はドラえもんの道具を介してどんどん深くなっていき、理帆子の元彼の話へ。元彼・若尾は、ドラえもんの道具「カワイソメダル」を持っているという理帆子。若尾は、頑張っている・弱いという自分をメダルにして外に示し、周りはそれを甘やかし許してきた、と。そんな若尾はsukoshi •fuhai

理帆子と若尾は確かに別れたんだけど、細々と連絡を取っていた。遊び仲間のカオリさんや美也ちゃんからは大反対されていたのに。若尾は次第に不安定さが増していく。久しぶりに食事に行った時に、テーブルの上にスロットで取ったチョコレートなどのお菓子をばらまく場面には戦慄して笑ってしまった。理帆子が喜ぶに違いないと信じて疑わない若尾に。

さて、理帆子にはまた新しい出会いがある。早退した帰りの電車で、別所と小学生の男の子が一緒に乗っているのを見つけ、こっそり追いかけてみる。その少年は郁也といい、家政婦の多恵と二人で暮らしている、松永の正式とはいえない子どもだった。松永とは、理帆子の父の友人で世界的な指揮者。父が失踪してからは末期癌の母と理帆子の経済的援助をかって出てくれている人物。

結構沢山、人の名前が出てきちゃうw いろんな糸が、ゆっくり静かに紡がれていく。郁也の母は亡くなっていて、その頃から郁也は口が聞けなくなっている。共に暮らせない松永の代わりに多恵が一緒に生活している。理帆子は郁也と知り合い、一緒にドラえもんも観た。口が聞けない郁也の表情を自分の鏡のように感じる。この世から母がいなくなるという辛さをどう乗り越えたのか?私は乗り越えられるのか?どうしようもなく辛い時に、またピアノを弾いてくれる?以前の理帆子からは想像出来ないような想いの溢れ方に、郁也は強く頷く。

理帆子から、ついに突き放された若尾は、ゆっくり静かに狂気を持った。その矛先は弱い者へ。子どもへ。郁也へ。

理帆子は死に物狂いになる。山の中で、郁也の名前を絶叫するシーンは自ずと理帆子の声が聞こえた位に、物語から怒りがほとばしっている。捨てられた新しい冷蔵庫の扉をこじ開ける「人差し指の爪は割れ、小指の爪が剥がれてぐらぐらにな」って、助け出した郁也の身体は生気が感じられなかったけど、背負って手を握った時、指が微かに動く。

「それは、見えない鍵盤を弾く仕草だった。ドシラソラシ、ドシラソラシ、ドシラソラシ、ドシラソ」


またまた続く。




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涙で海が出来そうだなんて言ったら、海底のくじらに鼻で笑われてしまうのかなって思ったけど、鼻ってどこにあるんだろう、くじらの。

実は体調不良により、点滴中です。絶賛3日目。これで回復すれば投薬に切り替わるけど、もしかしたら後々検査&手術かもしれない。どーしよう。保険入ってないのに。お酒はもちろん飲んでません。オールフリー初めて飲んでガックリでした。まずっ。
それはさておき、何しろ毎日6時間強暇なもので、娘が面白いと言っていた分厚い本を読んでみた。結果、これはスゴイです。

「凍りのくじら」辻村深月

理帆子は、偏差値の高い高校に通う一年生。学校・遊び仲間などから求められるリホを上手く使いこなす事で、世の中とバランスを保っている。心の中で馬鹿にしながらも、それを一切見せずに器用に付き合っている。本当は、きらっとする相手には自分の考えている事思う事を最大限の語彙力を使い伝えたいんだけど、なかなかそういう人間には出会えないんだよね。お父さんのような人には。

理帆子のお父さんはカメラマンで、大のドラえもん好き。自分が病気で永くないと知り、幼い理帆子と妻の元から姿を消した。家から出る日、なにも知らなかったとはいえ行かせてしまった事を理帆子は重く引きづっている。

とはいえ、理帆子は父との思い出が詰まっているドラえもんの事は嫌いになる事はなかったし、藤子・F・不二雄先生の「ぼくにとってのSFはサイエンスフィクションではなくて、『少し不思議な物語』のSF(少し・不思議)なのです」という言葉から、人それぞれに合った言葉を決める遊びをします。

より良い男を求めて飲み会を渡るカオリさんは、sukoshi•finding (少し・ファインディング)だし、バカなんでぇという可愛い美也ちゃんはsukoshi •free  美人生徒会長の加世は不満を漏らしながらボルテージをあげていくsukoshi •fungai  という風に。そして、自分はsukoshi •fuzai。どこにいてもそこを自分の居場所だと思えない。

なんだコレ、私か??

続く
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2016年03月08日

まるでMCのように

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娘が、友達の誕生日に贈った本です。その後、自分でも読みたくなって買ったものを私も読んでみまして。

可愛らしい表紙、ほどほどの文量。、帯の言葉がムカつくよね!!対抗意識満々で読んでみまして。

レビューを書く為に再読。

桜良は膵臓の病気で余命わずか。だけどその事は内緒にしていて、明るく元気で人気者だ。そんな彼女の「共病日記」を、偶然に僕は見てしまう。そっからの共犯のお話です。

語り出しの僕の根暗さと、彼女の無邪気さのコントラストはどっかで知っているなぁと思ったら、オーケンの小説や歌詞でした。

僕の事を最初は【秘密を知ってるクラスメイト】くんと呼ぶ桜良。「嬉しそうに振り返ったのが息遣いとステップの音で伝わってきた」
この辺りね。しかも、桜良はやたら僕にかまってくる。根暗な人間の夢だよね。

「君の膵臓を食べたい」と桜良に言われる僕。

桜良はもうすぐ死ぬのに図書委員なんかやってていいのかと僕が聞くと「私も君も、もしかしたら明日死ぬかもしれないのにさ(死ぬまでにやりたい事をやってないじゃん)。そういう意味では私も君も変わんないよ、きっと。一日の価値は全部一緒なんだから。何をしたかの差なんかで私の今日の価値は変わらない。私は今日、楽しかったよ」

僕は「…なるほど」しか言えない。

桜良の、死ぬまでにやりたい事に付き合う事になった僕。高い焼き肉を食べながらの会話。膵臓の話になり、僕は君の膵臓なんか要らないと言う。「きっと君の魂の欠片が一番残ってる。君の魂はとても騒がしそうだ」桜良は、わははと笑う。


そして、【秘密を知っているクラスメイト】くんは、【仲のいいクラスメイト】くんに変わる。もっとも、桜良の親友キョウコからは【根暗なクラスメイト】くんと呼ばれ疎まれるんだけど。

余りに明るく毎日を過ごす桜良が死ぬなんて本当は嘘か間違いなんじゃないかと思った僕に桜良が言った言葉が重い「君だけは真実を知りながら、私と日常をやってくれてるから、私は君と遊ぶのが楽しいよ」

そして、二人で新幹線で遠出をする。二人の会話が面白い。本当は重いはずなんだけど、面白い。旅行というより拉致だと言う僕に「自分自身を見つめるくらいなら、私を見つめてよ」。

そして、ちょっとアルコールが入った二人は「真実か挑戦」ゲームをする。「真実」と言ったら質問に答える。「挑戦」と言ったら指示された事に挑戦する。もう、いろんなフラグ立つよね。

悪ふざけが極まり桜良は「私が、本当は死ぬのがめちゃくちゃ怖いって言ったら、どうする?」と。それに対し僕は挑戦を選び、桜良の「一緒のベッドで寝る」という命令に従う。

僕らは潔白だった。潔白で、純粋だった。誰も僕を許してくれなかった。

桜良が僕に薦めた本は「星の王子さま」。この本。私も娘も大好きな本なので、このくだりが出てきて興奮。だけど、このエピソードは特に拡がりを見せる事はないw あんなに宝石のような小説なのにね。

彼女は少しずつ僕に心を預けているんだけど、それを僕に悟られたり、悟られる事で両思いになったりする事を恐れ出す。自分はもうすぐ死ぬから。自分が誰かのエスペシャリーになる事への葛藤。ドキドキするシュチエーションを茶化す彼女に本気で僕は怒る。

【ひどいクラスメイト】くん

桜良と僕は人生で初めての経験をする。エロい事ではない。初めての仲直り。

彼女は言う「偶然じゃない。私達は、皆、自分でも選んでここにきたの。君と私がクラス一緒だったのも、あの日病院にいたのも、偶然じゃない。運命なんかでもない。君が今までしてきた選択と、私が今までしてきた選択が、私達を会わせたの。私達は、自分の意志で出会ったんたよ」

僕は思う。「果たして、彼女の命が残り一年てはなかったとして、もっと長かったとして、僕が今まで教わった以上のことを、彼女に教えられるだろうか」ホントだよ!!





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2016年01月12日

ヤラレタ

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ほろ酔いで帰宅したさやかのマンションの玄関先にいたのは「躾のできた良い子」だった。

可愛い行き倒れにドキンとして、うっかり家にあげたが最後、迷い犬の樹とさやかの共同生活が始まる。

樹は、道端に生えている草…つくしやノビル、タンポポなどに詳しく、採取して調理するのが得意で、さやかはすっかり胃袋を掴まれてしまうのだ。

そして、最初に予感した通り、さやかは樹が好きになり、樹は「躾のできた良い子」から卒業する。

沢山の植物が調理されるので、食べてみたい!と思う小説です。樹が時折見せる男っぽさにキュンとする小説です。さやかに感情移入したり嫉妬したりする小説です。こんな恋愛してみたいと思う小説です。

だけど、幼少期からのトラウマを抱えている私には恋愛なんて糞食らえなので関係ありません。だから読んでいても楽しくありません。若くて可愛い女の子トラウマ男の子が恋をする甘酸っぱい小説などに興味はありません。

うら若き乙女が、近所に咲いている可憐な花の名前を連呼する場面で、ザマーミロとほくそ笑んでしまうくらいに。

ヘクソカズラ!ヘクソカズラ!屁糞かずら!!

樹の影響で、すっかり草花散策&調理に魅せられたさやか。樹と幸せな毎日がずっと続けばいいなぁと思っていたが、自分の事をほとんど明かさない樹に不安もあった。そして、ある日突然樹はいなくなる。

料理の苦手なさやかが樹の残してくれたレシピを辿る一年は、一途で胸が苦しくなる。同僚から告白されても「好きな人がいるんです」と泣くし、未練タラタラ。

樹は、逃げていた現実と向き合いに行き、カタをつけて、再びさやかの元へ戻ってきた。そしてハッピーエンド。


ケッ!なんだよー!

ページはまだ残っていて、番外編が二作。その二作目がね。やばいの。

樹の現実とは、父親が著名な華道家である事。長男ゆえ小さな時から跡を継ぐ事を期待されていたが、地に生える草花が好きな樹にとって生け花は一番興味のないもの。そこから逃げていたけど、これからさやかと生きて行きたいという気持ちから樹は向き合いに行く。
 
さやかと離れている間の樹を垣間見られる一遍が秀逸。

小学二年生の杏奈がサクラという豆柴を散歩させていた時に出会ったのが樹。動物には、本能で分かっちゃうんだろうね、サクラは樹を見つけた途端に「遊んでくれる人!」と認識し、それをきっかけに杏奈との会話が始まる。

杏奈は、樹から教えてもらって草花に興味を持ち、その名前を知る事を楽しんでいると気付いてしまう。樹がとても嬉しそうな顔をしている事に。

ネジバナを見つけた樹は無意識に呟く「見せてやったら喜ぶだろうな」と。それを聞いてしまった杏奈の心の声がいい。『(中略)ドキドキした。レンアイの物語が自分の目の前に、生でこぼれ落ちてきたそのことに』

杏奈には仲の良い男の子がいて、同時期に犬を飼い始めたから毎日散歩を一緒にしていたが、周りに冷やかされたせいで会っても無視し合う仲になっている。それを知った樹は「もったいないことするね。せっかく会えるのに」子供か!子供に子供な事言うんかい!

樹は杏奈に弱音を吐く。独り言のように。そんな樹を元気付けたくて杏奈が連れて行った場所は…。

樹と一緒に涙ポロポロでした。



気づいちゃった。私も樹と同じように、この物語が大切なものになっていたんだ。知らない間に、私の中に樹とさやかがいたんだ。

クソー!糞ー!この屁糞かずら!!

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2011年12月07日

伝えるという事

梨木香歩「りかさん」


おばあちゃんから、雛祭り祝いに何が欲しい聞かれたようこは、「リカちゃんが欲しい」と言ったが、届いたのは日本人形でした。友達が皆リカちゃんを持っていたからずっと欲しかったのに…ようこはがっかり。


けれど、りかさんはとても気立てのいい人形でした。ようこちゃんの気持ちに同情し祈ると、「部屋に漂っていた悲しい切ない粒つぶが、急にちいさくなり、ちょっとメランコリックぐらいになった」


この小説はファンタジーではないし、ましてやオカルトでもないです。


ようこがりかさんのお世話をしながら、徐々にりかさんと馴染んで、会話をし、他の人形達の声に耳を傾け、色々な事を想うお話です。


ようこは小さいながら、さりげなく感覚が良くて、おばあちゃんの「簡単な事ほど難しくなる話」も理解出来ます。本当、自分でも気付かないくらいにさりげなく鋭い。


梨木香歩の小説はいつも入口が優しい。小川のせせらぎや、たんぽぽ畑のように。だけれど、気付いた時には急流に足をさらわれたり、樹海をさまよう事になる。


そして、ここからが作者の凄い所です。丁寧に泳ぎ方を教えてくれ、森を抜ける道を照らしてくれる。最後まで実に面倒見が良いのです。それでいて、読み手が自力で答えを見つける達成感を邪魔しない。


おばあちゃんはようこに言う「植物染料は媒染をかけてようやく色を出すだろう。頼んで素性を話して貰うように。自分を出そうとするとアクがでる、それは仕方ないんだよ。だから植物染料はどんな色でも少し、悲しげだ。少し、灰色が入っているんだ。一つのものを他から見極めようとすると、どうしてもそこで差別ということが起きる。この差別にも澄んだものと濁りのあるものがあって」「おまえは、澄んだ差別をして、ものごとに区別をつけて行かなくてはならないよ」「まず、自分の濁りを押し付けない。それからどんな差や違いでも、なんてかわいいってまず思うのさ」


話を聞いたようこは、アクが悲しいと分かっても、化学染料より植物染料の方が好きだと言う。「いい色を出す媒染になりたいなぁ」


清々しいラスト!
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2010年06月27日

みをつくし

image/2010-06-26T23:47:411大坂の水害で両親を失った澪は、江戸の料理屋で、天性の味覚と負けん気で、腕を振るっていた。

度々の困難はあったが、周りに助けられ、商売は繁盛していた。

時々、吉原から料理を欲しがる男からの情報によると、幼なじみの女の子が幻の遊女になっていると…


彼女の為に懐かしい味を届けていると、「ある場所からはお前さんが見えるから立っていて欲しい」と言われる。

一つの障子が開き…お互いの手は狐の形を示していた。それは「涙は来ん来ん」と言う意味。


辛い事もあるけど、泣いてないから!という合図。

切なくてたまらなかった。
posted by ミニ at 00:09| 東京 ☔| 小説 | 更新情報をチェックする

2010年06月15日

私もそう思う

今読んでる時代小説はミステリーではなくて、料理がちょっと絡んでくる。

大坂から上京してきて、客の好みの違いに悩みながらも「美味しいものを作りたい」と思う、つる家の調理場で働く澪。


天涯孤独の悲しい身の上を乗り越えたからこその考え方、言葉が染みる。

「何かを美味しいと思えれば生きることができる。たとえどれほど絶望的な状況にあったとしても、そう思えればひとは生きていける」

まさに。
posted by ミニ at 23:37| 東京 ☀| 小説 | 更新情報をチェックする

大事にしたい

写真ないけど。

しゃばけシリーズ最新刊をやっと借りられた!…って…最新刊…2008年かよ!今日返して、しゃばけ作者の欄見たら、ほとんど貸し出し中だった!やっぱり人気あるんだね。

主役は、祖母を大妖怪に持つ廻せん問屋兼薬種問屋の長崎屋の跡取り息子・一太郎。

この一太郎、めちゃくちゃに体が弱くて、年中律儀な程頻繁に死にかける。彼の部屋には、妖が色々いるのだけど、皆、優しい若旦那が大好き。

私は、顔は怖いが小さくて、きゅわきゅわ鳴く鳴家(やなり)が大好き!お菓子が好きで、若旦那が好きで、思考回路が単純で、いつも若旦那の袖の中にいる。


最新刊「いっちばん」の中で、私が夢中で読んだ話は、隣の和菓子屋・三春屋の跡取り息子にして、餡子を作るのが大層下手な栄吉の話。

つてを頼って、有名なお店に弟子入りしたものの、あまりの下手さに「材料が無駄だ」と言われお菓子を作らせてもらえない日々。

そこへ、倉庫にある高価な材料目当ての泥棒が入り、捕まえたのは栄吉だった。が、その泥棒はお菓子を食べただけで材料を当てる程の舌を持っていた為、急遽弟子入りした揚句、栄吉より上手くお菓子を作っていくようになり…


板場を外された栄吉は、もうお菓子を作りたくないと思う。今まで、散々笑われてきてもお菓子作りが好きだから辞めなかったのに…


一太郎の前でいつまでも泣き続けた。


だけど、例の泥棒上がりはやはり泥棒で、その為に、大事な会を目前に控えたお店はおおわらわ。栄吉も人手不足で駆り出された。

栄吉は、無我夢中で作った。

辞めようとしていた事がバレた時、栄吉は初めて褒められる。「お客さんが旨いと思う事に、職人が何年頑張って作った味かなんて関係ないんだ。ただ旨いから旨いんだ。おまえさんはずっとお菓子作りを続けている。そりゃあ器用ではないかも知れないが、続ける事も才能なんだよ。おまえさんはそういう才能を持っているんだ」

栄吉は、悩んで苦しんだ末、やっぱりお菓子作りが好きな自分を見つけるんだよね。


「もしかしたらそれだけでは食っていけないかもしれない。だけど、他の仕事をしながらの趣味になっても、続けていくよ」


栄吉の悩みや焦りが他人事には思えなかったから、必死で読んだ。

あの「ネバーエンディングストーリー」のように、私の声が届くと良いのに!!と思った。
posted by ミニ at 22:53| 東京 ☀| 小説 | 更新情報をチェックする

2010年06月02日

誰にも知られず

image/2010-06-02T22:42:061私の好きな、妖怪が沢山出てくる「しゃばけ」シリーズの作者の新しいシリーズ。

やっぱり時代物なのね。好きだけど!

女好きの清十郎、そんな悪友持ちの主人公麻之助も遊び人で、友人の吉五郎含めた、推理まじりのちょっとドタバタした話が中心。

だけど麻之助は、イケメンに恋したものの身篭って結果、清十郎の父に後妻として嫁いだお由有に昔から懸想していた。

実は嫁ぐ際、お由有からすがられたんだよね。けど、嫌いな男の子供を世話出来るか・仕事をしていない身…瞬時に返答出来なくて…その事をずっと考えている…

麻之助は、このシリーズ二巻で嫁を迎えるんだけど…その直前にお由有から「本当に結婚するのか」と問われる。


なんて、女ってズルいんだ!自分の幸せを見せつけながら、自分を好きな男に甘えるなんて!

麻之助は、結納を交わした相手の事を、それでも大事にしていく感じだから…


初恋はきっと大切なものだけど、これから幸せになって欲しいと思います。
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2010年04月21日

世界で一番好きなお話

子供の頃は、乱歩の探偵小説にドキドキし、クリスティの推理小説へ移行し、雑食。


太宰や安吾を愛しつつ、ミステリ界の女王の小説を読み漁り、現代文学にも足を突っ込んで。


けどもしも、無人島に一冊だけ持って行けるならば「星の王子様」を選ぶかな。子供の頃読み、大人になっても繰り返し読んでいる。


そんな、「星の王子様」の続編を書いた人がいます。続編というか、作者へのオマージュを込めた手紙。


王子様が住む星はとても小さくて、大地を覆い尽くすバオバブから守る為の羊とバラの花が住んでいるだけ。


このバラが…気位高くて我が儘でね。


けど誰より何より、本当は王子様の事を気遣かってる。


トラから守ろうと、トゲを向けるも敢え無く傷付けられて。でも、自分の事は良いから、早く逃げなさいって言うんですね。

いつも偉そうなバラの話が、自慢のトゲを失って、ショックや恐怖を隠して。


その気持ちを、王子様は汲む。


切ないです。


強くいるって疲れる。けど実は周りにバレていたりする。一番強いつもりが一番守られていたりする。
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2010年04月04日

大好き

鬼太郎と結婚したいぐらいに、妖怪が好きです。

「しゃばけ」シリーズ第六弾「ちんぷんかん」
短編集なんですが。最後の話が出色。

主人公は、いつものように薬種問屋の病弱な若旦那。彼は、祖母が妖ゆえ、家の中にいる妖怪が見えます。そして世話をしてくれてる二人の男も実は妖。

ある日、桜の精が人間の赤ん坊の姿で現れます。元が咲いて散る桜ゆえ、その成長は瞬きも許さないくらいに速い。

「私は若旦那が好きだわ」
「うん。私もだよ」

しかし別れの時は刻一刻と迫っている。策を練った末、妖の祖母の元へ身を寄せれば、もっと生きていられるのではないか、と考えた若旦那。早速、頼みに行こうとすると、いつもなら、何かと反対する兄や役の妖二人も何故か、賛成な様子。

桜の精は、そうしてまで留まる気はなかった。その代わり、また来るであろう桜の精を同じように大切にしてやってくれと言い残して風と共に消える。

残される悲しみを経験した若旦那は気付くんですよ。何故、兄や達があの時止めなかったのか。


若旦那も祖母の元にいたら、このまま生き続けられると思ったから。妖の寿命は千年。それから見たら人間の一生なんて一瞬のもの。

「ここにい続けていて欲しいと思ってくれたんだね」若旦那は静かに言う。何も言えない兄や達。


読み終わって涙が止まらなかった。






私にもそう思ってくれる人がいるのかな・・・。


posted by ミニ at 00:34| 東京 ☀| 小説 | 更新情報をチェックする

2010年03月09日

感覚世界

image/2010-03-09T22:44:101いわゆる「文学小説」が好きです。感覚で読む小説。


アーティストで小説家・川上未映子「わたくし率イン歯ー、または世界」。気になってた小説家。図書館で見つけて読みました。


『わたしは奥歯です』
なんのこっちゃですよね(笑)しかし真面目。脳で考えている、と言うけど脳意外で考えた事がないから分からない。脳にはあまり興味がないので、わたしは奥歯だと、こう言いたいのです。


なんか納得。


そして歯医者で助手をするわたし。


青木という恋人と、まだ見ぬ(宿ってもいない)子に向けた手紙を綴るわたし。


ふざけてるのか奇をてらってるのか、と思いながら読み進むと、ただただ真摯に思いを伝えたいだけなのだと理解する。


読み終わり、今は天才いしいしんじの小説を読んでいます。
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2009年04月24日

女率(続き)

中村うさぎの文章には説得力がある。年齢・経験・冷静さ・文章力。だけど、私にもよく理解出来る。女が少なからず持っている想いを彼女も知っている。必死で読んだ。

女である事を捨てなければいけない時。女であっていいのか苦悩する時。本当は女でありたいと思う時。

もういっそ、男になりたいとすら思ったな昔(笑)


恋愛至上主義ではないけど、自分が前世で失ったカタワレは男だと思っていた。でも違うなぁと薄々感づいてもいた。そんな私のカサブタを一気に剥がしやがったよ中村うさぎっ! W


私は血をダラダラ流しながら読みました。

もう傷付きたくないから、お姫様な私をジャイ子な私が守る。けど、お姫様はジャイ子を憎む。

「女・上位主義者」に出会った時は、単純に嬉しいと思った。けど、セクハラする男と対して変わらないのだね。どちらにせよ、「女を性的対象」と見ているのは同じ。上か下かで見ている時点で。


脳内の構造が違うから、男と女は絶対わかり合えない。やっぱり、女の考え・悩みを理解できるのは女なんだよね。主婦になってから思い知りました。


それでも女は、自分のカタワレを男に求める。
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女率

中村うさぎ「私という病」


先日も少し書きましたが、この人凄いです。今までの著書では、やれホストにハマっただのブランド物を買い漁るだのという内容だったみたいで、頭に花が咲いたアッパラパーな女だと思ってました。読んでもないのにね。

この本には、デリヘル嬢をやった話が書かれている。だけど、やったのは三日。性病恐怖や、中村うさぎである事がバレたのを理由に辞めてしまう。

仕事自体にはすぐ慣れたそうだ。客が部屋で待ち、そこを訪れる。ドアを開ける前は震えるが、開けてしまえばニコリと微笑む。


仕事を始める際、「いつ辞めるか、時期かお金で決めておいた方がいい」と言われる。その意味が分かる前に辞めてしまったから、「ちょっと足を突っ込んだ」というレベルを越えてはいない。だけど、その事も彼女は承知してるから深追いはしないんだよね。



レポは短く、その後の考察が長い。何故デリヘルをやろうと思ったのか、やってみてどうだったのか。この本は彼女が前書きで書いてるように、男のオカズにはならない。女の為に書かれている。

つづくー
posted by ミニ at 21:49| 東京 ☁| Comment(0) | 小説 | 更新情報をチェックする

2009年04月22日

キツイな…

中村うさぎがデリヘルをやったという内容の本を読んでいる。

もっとアッケラカンとした「今日は何本しゃぶったわ」的明るいエロルポかと思ってたら。

彼女の闇に対峙する為の体験であり、また、彼女の強さに畏れいった。

心の中を赤裸々に語る事は怖いよ。誰に何を言われるかわからない恐怖。ないわけない。

なのに彼女はさらけ出している。それは同じような女性が沢山いて、そんな彼女達を救う為だ。


知ってる人間に対して頑張れる事はあるだろう。だけど、見も知らぬいるかどうかもわからない相手に対して、簡単に頑張れるとは思わない。


デリヘルをやった事で、様々な現実を思い知っても、彼女自身でいる…。


人の闇は暗い。真っ暗過ぎて息も出来ない。イタイとも思う。けど、じゃあ嫌悪するかと言ったら全くそんな事がない。

恥ずかしいな私。自分の嫌いな部分を受け入れられない。肝っ玉母さんには程遠いな。


目を背けちゃいけない。文句はむしゃむしゃ食ってしまおう。
posted by ミニ at 22:06| 東京 ☁| Comment(0) | 小説 | 更新情報をチェックする

2009年04月20日

不道徳を説く老婆心

image/2009-04-20T22:59:331何日かかったんだ、この本読むのに(汗)。

章のタイトル、例えば「知らない男とでも酒場へ行くべし」「弱い者をいじめるべし」「人の不幸を喜ぶべし」「子持ちを隠すべし」など、生真面目な人が見たら嫌悪するような文字がズラリ。


なんせ本のタイトルが「不道徳教育講座」だからね。だけど、多少なりとも三島由紀夫の文章に触れた事があれば、彼なりのユーモアに満ちたエッセイだとすぐに分かるハズ。


決して捻くれていないから、素直に頷いてしまいます。時に貪るように読んだりね。

あとがきで彼は、「終わりよければ総てよしとはいかなかった。最後の方は只の道徳講座だった」と言うが、そんな事はない。むしろ、三島節に慣れたんじゃないかと、読者は高飛車な気持ちになるだろう。そして、それさえ彼一流の逆説的リックなんじゃないだろうか。深読みかな(笑)

奥野健男の解説がまた素晴らしい。的確で、変に持ち上げる事がなく、ラストで「美しい星」の一節を持ってくる憎さ。解説はこうあるべし。
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ブサイクなりの落とし方

image/2009-04-20T22:20:511嫌いなのだ。醜男や醜女が知った風に恋愛やエロスを語る事が。

だって想像したくないのだよね。だから、いくら流行ってもM上氏の小説は決して手に取らない。

そんな理由で、中村うさぎも敬遠してました。写真をまともに見た事はないが、整形・風俗・ババア、この三つ揃えば十分。キタナイ感じがして。

けど、うちには彼女の本が沢山あったから、ちょっと読んでみた。


エッセイのテーマは「エロス」。特に「闇エロス」なるものに、非常に共感しました。明るい太陽なカッコイイ男子より、月のように陰を持つ男子の魅力。ハゲ・デブ・ジジイの魅力。美人でもなく幸の薄い女の魅力。


後は書けない W


男に勝手なストーリーを作り萌える。分かるなぁ W だから、健康的な男より、文系な男が好きだなぁ W

中村うさぎは頑張っている。エロスな女になるべく研究を怠らない。私なんかに言われたくないだろうが、読んでいると、ついうっかり「可愛いな」と思ってしまう。


自分の負の要素をしっかり理解した上で、エロスを手に入れたいと頑張っている。その姿勢が真面目なんだよね。だから馬鹿馬鹿しくもあり、笑いながら応援したくなる。

このエッセイの中では、「光の雨」という連合赤軍事件を内部から見た映画についても触れている。なぜ「総括」されたのかという内容だ。女らしさを憎みながら女を売る永田洋子を裕木奈江が演じている。本物はブスだったらしいけど、彼女の演技は戦慄モノです。




ちなみに、この本は解説を辛酸なめ子が書いていて、こちらももちろん必読。
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2009年04月16日

トリツカレ男

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やぱりスゲーよ、いしいしんじ。中島らもとの対談本「その辺の問題」でトリコになったけど、彼の書く小説は突拍子もなくて、繊細で、しっかりしていて、感性が実に豊か。名前も顔もサッパリしてるのにねww


「トリツカレ男」
ジュゼッペは、一度何かにとりつかれると周りが見えなくなる為「トリツカレ男」と呼ばれている。今までにとりつかれたものは、数知れず。オペラ、三段跳び、探偵、昆虫採集、外国語、サングラス集め・・・。

なんておかしな男だろうと笑っていたが、これら「トリツカレ」たもの達が後に大層役に立つのです。要チェック。

ジュゼッペは、ペチカと言う女の子に恋をする。親友のネズミに相談し、彼女の飼っているオウムに様子を聞きに行ってもらったりする。

風船を売っているペチカと友達になれたジュゼッペだったが、彼女の笑顔の奥にある憂いに気がつく。それを何度も探り、拭ってもまだ憂いは残る。ネズミを問い詰めると、彼女の先生であり婚約者であるタタンという男の存在が分かる。

しかし、調べた結果彼はもう死んでいた。ホッケーチームの子供達を守る為に、自ら命を絶っていた。それを知ったジュゼッペは変装してペチカの前に現れ、彼女に愛を注ぎ、彼女を元気にする。


ペチカは最初からその正体がジュゼッペだとわかっているのかと思ったけど、そうじゃないんだよね。彼女の周りで最近起こる不思議で嬉しい出来事総てがジュゼッペの仕業だと、後々になって知る。


そうだよペチカ。あなたの為に、ジュゼッペはホッケーにも「トリツカレ」たんだよ。あなたに「トリツカレ」たからだよ。
『自分の足元に、もうずっと前から張られている澄み切った美しいこの世の氷。氷の上で、ペチカの足はふるえもせず、きれいにぴんとのびてるさ。自分はとっくに新しいスケート靴をはいている。それはとてもよく足になじむ。それはブレーキなしにひたすら懸命に前へ前へとすべる。そしてそれは、ペチカが転ばないよう、氷と彼女との間に歯をくいしばって立っている。』



それまではペチカの部屋はタタンの写真で埋め尽くされていた。だけど、今はジュゼッペの写真が沢山飾られてる。

「トリツカレ男」に「トリツカレ」た女。そのプロセスは簡単じゃない。とてもお似合いだけど。解っていたような結末だけど、ぶわあっと泣けてしまった。覚えてろ、いしいしんじ!!
posted by ミニ at 21:40| 東京 ☁| Comment(0) | 小説 | 更新情報をチェックする

2008年10月20日

なれるなら猫娘かおんぶお化けがいいなあ

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ふーんと思いながら読み始めた「しゃばけ」畠中恵。

江戸有数の廻船問屋の一人息子・一太郎は体が弱く、外に出ることもままならない。が、見つからないように外出したある夜、人殺しを目撃してしまいます。

それ以来、不審な事件が相次ぐ。

一太郎の周りは何故か妖怪だらけです。特に、彼を常に守っている仁吉と佐助は不思議なほど忠誠心を持っている。しかし、あやかしゆえ人間と感覚がずれている。もう、若旦那の事が大事で大事でしょうがないの。だから他の人間が死のうがどうなろうが関係ないww


事件について、子鬼たちに尋ねたが役に立つ情報が得られなかった場面。責める仁吉。可哀想に思って頭を撫でてやる一太郎。すると我も我もと膝に昇ってくる子鬼たち。子鬼まみれになった若旦那。それを一喝して散らす仁吉。

それら一連に「くたびれた」と言ったが最後、手代二人はサッサと床を延べ若旦那を寝かせてしまうww

親にも甘やかされている一太郎。何度も死に掛かってるから当然かもしれないけど・・・。

ただ、この若旦那、体は弱いが精神は強い。あやかしを退治する前に静養こそ必要だが、手代二人を従えてしっかり立ち向かう。

時代物・不思議物としては、やはりあの方が上だなとは思ってしまう。心理描写など、細かい説明要らずで楽しめるかと言うと、そこまでではないのよ。

でも、キャラはしっかりしてたかな。何度もクスクス笑い、感情移入出来ました。妖怪好きな私向きの小説。

大好きな鬼太郎の近くにいつもいられる猫娘(でも恋は叶わない)。それか、べったりくっつくおんぶお化け(でも迷惑がられる)になりたいなあ。ねずみ男はカンベンw それは人間椅子のベーシスト・スズケンでw

posted by ミニ at 22:28| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(2) | 小説 | 更新情報をチェックする