2009年01月25日

カウントは要らない

090125_0008~01.JPGオーケンの小説「ロッキンホースバレリーナ」を久しぶりに読み返している。最初に読んだ時は、既に倦怠期だった。今、再びの蜜月を迎え、また読み方が変わった。

青春バンドマンと、かつてのバンドマンであるマネージャー、拾ったゴスロリ娘のお話。

ちびちび読んでいたのに、もう終わるの。寂しくて読み進めない。

ビールじゃないからイッキコールは無しね。
極上のお酒はさ、つまらない飲み方したくないでしょ。極端な話、正座して頂きたい位ね。

うん、どうやってもいつかは飲み干すよ。だから過程が大事。厭な事と一緒に流し込むよりも、美味しいなぁ〜と思いながら飲みたいやね。

もうコレしか残ってないの?だから一升瓶にしなって言ったのに!…分かってるよ、これくらいが適量なのさ。ちょっと足りなくて、「お代わり」って甘えた声を出したいけど、終電間近だから諦めるよ。

じゃあ、せめて。最後の一口はゆっくり含むね。だって、グラスが空になったら帰らなきゃいけないから。


読み終わったらまた寂しくなる。思い出して泣いても良いように、ページを折った。いくつも折った。たいして長い小説じゃないのに。さすがオーケン!ツボを心得ている!だからまた好きになった。



昔ファミレスでチョコパフェ食べてたらさ、いくらロングスプーンで掻いてもチョコが取れなかったんだ。よく見たら、グラスにチョコ色が付いてたんだよ(笑)うまーい具合にね。


今、そういうグラスがあったら欲しいなぁ。そしたら、ずっと食べてるフリしてるのに。
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2009年01月01日

知りたいのは本音

当時は何て媚びた歌だと思っていた。聴きたくなったら音源が見付からない。


「あのさぁ」

『君が泣くわけが花粉症じゃないなら・君が泣くわけが哀しさとかだったら』

オーケンは好きなコを、まるで腫れ物を扱うように様子を見ているから、おどおどしている。
『あのさぁ…あのねぇ』どこかへ連れて行こうか?海もいいよね。

言い出したら、勇気が沸いて来る
『恋人でも良いしさ・友達でも良いしさ』


きっと、はかなくて危うくて放って置けないコなんだろうね。
『とにかくさ俺は君が好きだから・出来る事を君は言ってくれりゃいー』

だけど、天然少女にクギは刺しておく(笑)
『空を飛べとかとんでもない事でなけりゃ・たいがいは俺はやってみせるけどね』


でもねでもね。


どうしてもって言うんなら!
『空ぐらいは飛んだりも出来るかもね』


君が好きだから。
それが証だから。


本当は二人にとって、大事件なんだけど、敢えて、鼻歌混じりな気楽さで歌っている。そこが良い。
posted by ミニ at 23:01| 東京 ☀| Comment(4) | 筋肉少女帯(大槻ケンヂ) | 更新情報をチェックする

2008年12月31日

年越しそば食べました〜

081231_2158~01.JPGアレなんですね、私てっきり年越しながら食べるんかと思ってた(笑)

大晦日、子の宿題の採点する合間にちょびちょび読んでた「くるぐる使い」。何年ぶりかな。

死期が近付いている入院患者・波野は新人看護婦・あや(この小説が書かれた時は、まだ看護婦と言っていた)に、若い時に犯した過ちを告白する。
「若い娘を殺した」と。
波野は『くるぐる』と呼ばれる、頭のいかれた娘を使う大道芸をやっていた。発狂した娘には「力」があり、それは人の心を読んだり将来起こる出来事を語ったり…普通の人間にはない特別な能力だった。

波野は、安く「くるぐる」を手に入れる為に、普通の少女・美那を調教した。コックリさんを巧みに利用し、10代の多感な少女を見事、くるぐるに仕立てあげてしまうんだ。

最初のうちは商売もうまくいっていたが、一月たつと美那の様子がおかしくなる。


どうやら、恋をした為に「力」が弱くなったようなのだ。これと目星を付けた男を殺したが美那も一緒に死んでしまう。

しかし…美那が恋していたのは、波野だったんだよ。そして波野も彼女が好きだった。


もうどうにもならない…。ただ、コックリさんは「泣き死ね」と繰り返す…。


ずるいね、オーケンは。いつも優しくてちょっぴり残酷な純愛を語るのが得意だ。


そうして、捻くれモノはいつでも切なくなる。

泣き死ぬ程に。
posted by ミニ at 22:18| 東京 ☀| Comment(4) | 筋肉少女帯(大槻ケンヂ) | 更新情報をチェックする

2008年12月29日

何度殺されようと

「再殺部隊」

14歳から16歳の少女たちがどういうわけか、突然生ける屍として徘徊し始めた。
『あのね、私達好きな人の肌に触れる為歩いただけよ』


そんな彼女達を撃ち殺して行く仕事を志願した少年。
『深い悲しみから逃れる為に』
心を凍らせて始末してさえいれば良かった。

だけど・・・
『ある日少年は、屍のなかに恋人を見つける』


彼女達はただこう言う。
『あのね私達好きな人に・もう一度会うため歩いただけよ』
『でもね許されないのならば・どうぞメチャクチャにして欲しいな』

好きな人の所へ行きたいだけ。それが出来ないのならば歩いている意味がないから、殺してちょうだい。だけどね、これだけは言っておく。例え体をバラバラにされたって、ココロはちゃんと彼の元へ行くからね。

『だってあたしは好きな人が・血まみれだって抱いてあげるわ』
『だってあたしの好きな人は・血まみれだって抱いてくれるわ』


哀しい。
悲しい。
posted by ミニ at 16:03| 東京 ☀| Comment(0) | 筋肉少女帯(大槻ケンヂ) | 更新情報をチェックする

2008年12月24日

クリスマスだけど今日は餃子です

今日は早めの時間に働いて、帰ってすぐご飯の支度をしまして。
えーっと、ヨーカドーで20貫入りのお寿司(半額ww)と一応チキンを買って、後は餃子ですww

子が帰ったら作るので餡の用意と、キムチ餃子・ツナチーズ餃子だけ包みましたです。

台所にはラジカセがあって、私は料理する時は何かを聞きながら作るんだけど、今回は筋少。いや、今回も筋少ww

オーケンが、好きで好きでしょうがなかった女の為に作った曲。
タイトルだけ見た時どんな偉そうな歌だ、と思ったww

「香奈、頭をよくしてあげよう」


『モフモフとジャムパン食べている君の横で僕はウムム!と考える』
『抱きしめてあげる以外には何か君を愛す術はないものか?』

オーケンはいつも超・天然で変わっている女の子を好きになるんだよね。放って置けなくなるのかな??w

『あたしってバカでしょ?犬以下なの、と微笑む無邪気な君は・本当にバカだ・だからアレだ・僕は・・・』

『香奈、君の頭よくしてあげよう・香奈、生きることに君がおびえぬように』


こんなに僕にとって大事なのに何故それが分からない??君にとって大事にするものがあるはずなのに何故気付こうとしない??だから、君は本当にバカだ!!


だけど最後はちょっと切ない
『香奈、いつか恋も終わりが来るのだから・香奈、一人ででも生きていけるように』





気まぐれなレティクル座の神様。私の頭もちょっとだけでいいから良くしてもらえませんか。ついでに顔の方も・・・アアッ!!レティクル座行きの列車から飛び降りろだなんて、そんなっ!!イヤー!!
posted by ミニ at 17:17| 東京 ☀| Comment(2) | 筋肉少女帯(大槻ケンヂ) | 更新情報をチェックする

2008年12月10日

止まらない〜

こないだオーケンバンドを見て、まあ、見るちょっと前から筋少熱がぽっぽぽっぽぽぽぽって感じでさ、動画見てたら興奮蘇り黄泉がえり。


オーケンの作る歌詞がまず好き。あの少し音程微妙な声も好き。後はやっぱりエディのピアノが好き。ヤクザみたいな風貌なのに何故繊細??
http://jp.youtube.com/watch?v=WmHWNSXTzKg&NR=1
この曲はこないだ聴けなかったけどね。江戸川乱歩風な歌詞も好き。

さっきユーチューブ見てたら最近のライブ映像があって、お客さんが普通にオバサンオジサンだったなあwwwだけどXジャンプwww

http://jp.youtube.com/watch?v=cZg53xuZooA&feature=related
こちらは「仲直りのテーマ」のPVです。楽しそう!!バックに聴こえるエディの上がり下がりピアノにも耳を澄ませてね!!

オーケンの動画漁ってたらこんなん発見ww
http://jp.youtube.com/watch?v=BUcgTGqgEyE&feature=related
ばちかぶりだよ〜。やべ〜。一人でニヤニヤ。この曲はソロでカバーしてる『君の子供産んでみたいー』キモチワルイ。

http://jp.youtube.com/watch?v=Dm8x0Ubd3hg&feature=related
頭脳警察。ヤバイ。ボンゴ??コンガ??すげえ。ドラムはマスヒロ??

http://jp.youtube.com/watch?v=o9HXsaEGvyA&feature=related
この人の本が大好きです。町田町蔵。顔も好き。友達が海外に行ったら、INU好きな外人がいたって言ってたなあ。

http://jp.youtube.com/watch?v=M4n-3IUOYZ0&feature=related
スターリン。「おまえだ!!」太く短い生き様がカッコイイ。

きりがないからこの辺でww




posted by ミニ at 22:46| 東京 ☁| Comment(4) | 筋肉少女帯(大槻ケンヂ) | 更新情報をチェックする

2008年12月01日

妄想猛る

筋少の復活アルバム「新人」。あんまりよくないと思い聴かなかったんだけど。だってオーケンはソロでも特撮でも同じ曲を何回も歌うしさ。


だけど。作詞家としてはかなり好きな部類です。ちょっとへんてこで、切ない詞を書く。これで、自分のオンナに個人的に書かなきゃイイ男なんだが W


「トリフィドの日が来ても二人だけは生き抜く」

トリフィドって何か分からないけど W


『小説の通りに人々は食べられ・逃げ方を誰にも教えなかったのは・だってあなたを残してどいつもいらない』
『星が降る夜は目を塞いでなくちゃ・トリフィドに捕われないよう・そんなこと絶対二人以外に教えやしないさ』
ちょっと恐すぎる愛情。

でもその理由…
『友達なんかは作らずに変な本ばかり読んでた・あなたと出会い恋して』

『世界からはこぼれたけど・流星の雨に紛れ・トリフィドの幹に駆け登り・そして宇宙まで行けるよ』
表現がメロの美しさとマッチして、胸が熱くなる。

posted by ミニ at 21:49| 東京 ☀| Comment(0) | 筋肉少女帯(大槻ケンヂ) | 更新情報をチェックする

2008年11月27日

色褪せない

筋肉少女帯「ベスト&カルト」の中の『星座の名前は言えるかい』が好き。たまに聴くと、聴き入ってしまう。

最近寒いから、洗濯干す為にベランダに出るのが辛くてさw 携帯やMDで音楽聴きながら干すわけさw 
で、久々に聴いてみたの。そしたらさ、やっぱり良いね。変わらず良いね。曲は変わるわけないから、変わるとしたら聴き手な訳で、私はなんら変わらずこの曲が好きだった。


単純な事なんだけど、いつもそうな訳ではなくて。凄い好きだった曲をいくら聴いても泣けなくなってる事もある。反対に、今まで気にもしなかった曲に夢中になったりね。


だから、同じように聴けた事って、何だかトクベツな感じがする。


ミディアムテンポだし、イントロでオーケンが「ィエッ」って言っちゃうトコロは目を瞑ろうww
頭をナデナデされてるような、ハグハグされて「あーこの匂いだ・・・」って安心しちゃうような曲。歌詞はちょっと変だけどね。



『寂しいのかい大丈夫僕も寂しいから・悲しいのかい大丈夫僕も悲しいから・やりきれないかい、大丈夫それ俺も得意』

サビ飛ばしますww

『死にたいのかい大丈夫僕も消えたいから・生きてたいかい大丈夫僕も生きたいから・決めかねるかい、大丈夫それ俺も得意』



彼のエッセイを読むと、どんな経験をしてきたか分かります。結構赤裸々に書いてるし、あちこちで同じネタ書いてるから、ウソって事はないと思う。自分とキッチリ向き合わざると得なかった時期の事を想うと、この曲が分かる。気がする。説得力がある。


みんなそうだよ。って言われたら気が楽になる。気休めじゃなくて。少なくとも、「俺もそうだよ」って言ってもらえたら独りで泣かずに済むと思う。それを、よく分かってらっしゃる。

頭ナデナデ。もっとしてして。
posted by ミニ at 23:05| 東京 ☁| Comment(0) | 筋肉少女帯(大槻ケンヂ) | 更新情報をチェックする

2007年02月13日

身代わり

tokusatu.gif

昨日は子供と二人でカラオケに行きました。三時間!!

アニソンを泣きそうになりながら歌い続けましたwだって、アニソンの画像が、そのアニメの映像になっているので懐かしくてたまらなかったんです。

そして、歌本を見ていたら発見しました。オーケン率いるバンド「特撮」の『身代わりマリー』という曲。

身代わり、というのは筋少時代からオーケンがよく言う言葉なんです。当時の彼女が自殺願望の強い女の子で、その子に為に作った曲があります。「生きられないどっかの誰かの代わりに生きてあげよっかな、と考えたらどうだろう?」という歌詞です。

それはひっくり返したら、「自分が生きているのは、どこかで自分の身代わりになっていった人がいるおかげなんだ」という考え方。『身代わりマリー』は、文学少女でもあるマリーが僕らの身代わりになったんだ、という曲です。

禅問答ですね。ややこしや〜。

でも、生きるのって辛いじゃないですか。だから、高飛車に「生きてやるわよ!!」って位がうまい生き方かもしれないですね。

うまい生き方って言い方もおかしいですけど。
posted by ミニ at 21:04| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 筋肉少女帯(大槻ケンヂ) | 更新情報をチェックする

2006年11月26日

ラブゾンビ

sute-si-.jpg

二・三年前かなあ、突然大槻ケンヂにはまりだし、過去のCDやら小説・エッセイを狂ったように漁っていた時期がありました。

その中で一番好きな小説が「ステーシー〜少女ゾンビ再殺談〜」です。

これは『月刊カドカワ』に連載されていた当時も読んだことがあったんですけど、なにしろ絵が怖いし文章をざっと見ただけで・・・

「ウゲゲゲゲゲグゥォォォォオッォオッッッッ」
「ずいーーーーーーーー・ずいーーーーーーーーー・ずいいいいいいい」
「あいいいいいいいいいいいいいいいいいいい」

・・・とか書いてあってさっぱり意味が分からなかったんですよね。

ところが、二・三年前に読み直してみたら面白かったんです。

ストーリーはこうです。

十四歳から十六歳までの少女は、一度死にステーシーと呼ばれるゾンビに生まれ変わります。彼女たちは人間を食べるので、殺さなければなりません。その方法は、チェーンソーを使って百六十五分割に切り刻むのです。

小説にはステーシーと人間のお話が、三作入っています。

二十代後半の男・渋さんは、ステーシー化したら自分を殺して欲しいと見ず知らずの詠子に頼まれる話。ステーシーを殺す部隊とステーシー・モモの話。「力」でステーシーを殺す三つ目のドリューの話。

どれも、淡い想いのお話です。もっとも、ステーシーが殺される場面が満載で、グロイ小説なんですけど。

オーケンの小説は、他の作家の影響をモロに受けているものが目立つんですが、どれも同人誌並みのヘタクソさですねwまあ、愛を持って言うんですけど。解説の人にも「美味しいところを書かない」と言われていますしね。そんな中でも「ステーシー」は、異色ながら純愛小説として、もっと評価されていいんじゃないかと思います。

ところで今度、ケラリーノ・サンドロビッチ監督によって大槻ケンヂの小説「グミチョコパイン」が映画化されるそうな。ケラさんなら、そらもうばっちりなモノを作ってくれるんだろうなあ〜、期待大!!

posted by ミニ at 15:54| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 筋肉少女帯(大槻ケンヂ) | 更新情報をチェックする

2006年10月29日

よごれっちまった哀しみに・・・

nakahara.jpg
某放送局で、子供番組の中に使われたフレーズ「よごれっちまったかなしみに・・・」を、幼児がボソリと呟いたとか。

笑えるけど、怖いですね。

今年は、かつてのバンドの再結成が相次ぎましたね。

年末に復活ライブを行う筋肉少女帯もその一つです。

「リルカの葬列」という、かすりもしなかった(らしい)シングル曲の中に、中原中也の詩が出てきます。

『春日狂想』という中の、いいとこどりです。

実際の詩を読むと、もっと長くてもっと意味がありました。

「リルカ」を好きなだけに、なんだか怒りがこみ上げてきたりしてww

でもでも、「リルカ」をきっかけとして、中原中也の詩集を読んだことは、いい出会いだったなと思うのです。

さりげなくて、やさしい。

「寺山修司詩集」の親父ギャグとは違います。


しかも、ハルキ文庫には、町田康のエッセイも載っています。

もうなんだか、自分のことがよく分からなくて、むしゃくしゃしちゃった時なんかに、詩集って意外と効くかも知れないです。

posted by ミニ at 22:25| 東京 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | 筋肉少女帯(大槻ケンヂ) | 更新情報をチェックする